INTERVIEW

#新規事業

任された男の物語

training BOXX 事業責任者

矢田大将Yada Hiromasa

自由が丘店 初代店長賞
training BOXX 事業責任者
2017年入社

一念発起での上京ストーリー
未経験からの挑戦にも関わらず、
社内トップクラスのトレーナーに昇りつめ。
歴代店長の中でも、
最高評価であると賞賛される。
『アニキ』と呼ばれる、その伝説のストーリーは
後世に語り継がれるであろう。

前置き

満面の笑みでインタビューを快く受けていただいた矢田さん。
training BOXXの事業責任者として、当社のブランドパーソナリティーを物語る人柄だと感じました。
順風満帆とも言えるそのキャリアの裏側には、
多くの苦悩と葛藤がありましたが、支え合う仲間と共に成長してきたようです。
多くの荒波を乗り越えたサクセスストーリーについてお話を聞くことができました。

question01

入社に至った経緯について教えてください。

”人生このままではいけない”その想いからの行動

高校卒業後、地元(三重県)で部品メーカーの工場で仕事をしていました。
7年間勤めたタイミングで25歳の時に新しいことにチャレンジしたい!と言う気持ちから上京してきました。

もともと趣味で筋トレをしていたこと、そして高校時代の親友が東京でトレーナー活動をしていましてたまたま連絡を取り合っていたタイミングで

「知り合いの加圧トレーニングジムでトレーナーを募集してる」

とご紹介をしていただき、そこで僕のトレーナー人生が始まりました。
『好きなことを仕事にできる』のであればいいな!といった感覚でのスタートでしたね。
当時25歳と言うこともあったので、
今、本気になってできることをやりたい!と思いこの業界に踏み込みました。
”思い立ったら即行動”でした。
お話をいただいた次の日に、職場の課長に退職届を出していました。
あの頃は結構勢いがありましたね。(笑)

トレーナーとしてのセカンドキャリア

その後、その加圧トレーニングジムで1年間働いたのですが、
トレーナーとして必要な知識はあまり養えず、どちらかと言えばサービスに特化していたジムでした。
そんな中、自分で外部セミナーに参加したりしていたのですが、業界ってこんなに広いんだ!と言うことに気づき、
僕が目指すトレーナー像は筋肥大だけではなくて、いろんなジャンルに対応できるようなトレーナーになりたいと思いました。
そして、Dr.トレーニングを見つけ、様々なカテゴリーのトレーニングを行っているし、いろんな人たちがいる集団だなと…
『単純にかっこいい!』と思い、理由がすごくシンプルなのですが、すぐ電話して応募しましたね!(笑)

question02

入社の決め手となったポイントとは?

心に刻まれた衝撃のギャップ

初めに一次面接をさせていていただいて、二次面接で現場見学と勉強会に参加させていただきました。
プロフェッショナル感がとにかく凄くて、セッション中はキリッとかっこよく立ち振る舞われていて、その時に言っていることも専門用語を用いて、お客さんとの共通言語があったりして、僕が今までやっていたセッションとは全く違う、『とにかく凄い!』と言う印象を受けました。

別の面では、すごく親切に僕のことを気にかけてくれたり、挨拶がすごい元気であったりメリハリがあってとても雰囲気が良く感じられました。

その後の面接にて山口代表とお話しさせていただき、その人柄に感銘を受けて、この人についていきたいな!と思ったのが一番でした。

具体的に人柄の面で感じたこととしては、距離感を合わせていただけるところが印象的でした。
同じ感覚でしゃべれたりとか、こちらの意見がすごい尊重されている感じであったりといったところです。

最終面接での思い出

面接が終わる時に、すごく覚えていることがあるのですが、
山口代表の方から手を出していただき、握手をしました。(笑)
社長ってこんなことしてくれるんだ!と、心地よい感覚で面接を終えたことを記憶しています。
その親しみやすさのある人柄が、実際に現場の環境作りに生かされてるんだと感じました。
特に社長だからと言ってあぐらをかいている感じではなく、
歩み寄りや、一緒に作り上げていくと言う雰囲気が他の会社にはないポイントだなと思いました。

question01

入社後、壁にぶつかった事は何かありますか?

周囲との実力差

振り返ると、最初の頃は研修についていけなかったと言うところはありました。
研修の質が高すぎて、いろんな専門用語も出てきますので、まずその専門用語を調べるところから始めなくてはいけないというのが僕のスタートでした。
解剖学ってこんなに大事なんだ!と思い知らされ、同期の池田さんや島田さんみたいに高い専門性が僕にはなかったので、知識面で大きな壁にあたりました。
とにかく、がむしゃらに日々結果を出すことだけを考えていたので、余暇を持て余す時間はなかったですね。
特に僕の場合は他の同期に比べて知識がかなり弱かったので、空いた時間はとにかく勉強をしてインプットとアウトプットの繰り返し。
他のメンバーに置いていかれないように必死でした。

そこで、自分にしかない強みは何かと考えたところ、前職での経験もあり接客面やコミュニケーションといったところには自信があったので、そこを強みにしていきながら結果を追求していきました。

強みの点で特に意識していることとは?

特にサービス面で僕が意識している事はマニュアルのような考え方は持たず、
その人に対して”何かできることはないか?”ということを常に考えて
お客様へサービス提供をすることをすごく意識しています。
技術はもちろんのこと、それと同じくらいにホスピタリティー、サービス精神と言う所は
パーソナルトレーナーにとって大事なポイントだと思います。
その結果からか、ありがたいことに
その後、経験を積んで月にセッション数は最高147本、毎月平均で130本くらいの本数は行うようになっていました。

question02

デビュー後のキャリアについて教えてください。

本領を発揮した店長経験

自由が丘でトレーナーとして働いた後に、半年で店長へ立候補しました。
あの時は自己成長のためといった感じでした。

当時はまだ人数が少ないこともあり、山口さんと毎月全スタッフがミーティングしてた時期なので、高い視座で物事を考えるお話をしていただき、店長へ立候補すると言う考え方に至りました。

そして実際にやってみたら壁にぶちあたり・・・みたいな感じでした。(笑)

実際に店長としての期間は1年半でしたが、おかげさまで”最優秀店舗賞”と”最優秀店長賞”の二冠をいただくことができました。

二冠を達成できた理由とは

そうですね・・・やっぱり圧倒的にスタッフとコミニケーションをとったことだと思います。
ただコミュニケーションを取るだけではなく、みんなの価値観やこれまでの生い立ちであったり、それぞれの人生について深く知りたいと思える仲間達だった頃こそ、自然と信頼関係を築くコミュニケーションが出来ていたのではないかと思います。
チームとして、『持ちつ持たれつ』をキーワードとし、共通言語としていましたので、
同じ方向を向いて進めたからこそ実現できた形なのではないかなと思います。

question05

新規事業への挑戦について教えてください。

恐怖と不安の日々との戦い

店長を経てスーパーバイザーを3ヶ月やらせていただいたタイミングで
新規事業のセミパーソナルトレーニングジムの立ち上げをご指名いただきました。
新規事業の立ち上げは初めてだったので、すごくワクワクした気持ちであったのですが、実際にトレーニングパーク(現training BOXX)をやるよ!と、そのタイミングになった時・・・実はすごく嫌でした(笑)

そもそも僕自身、安定思考が抜けていなかったのです。
決められたレールの上で、できることをやっていくタイプだったので、全てゼロから作り上げていくと言う経験がなかった分、すごく不安がありました。
でも、その時に山口代表が『会社のビジョン実現のために矢田くんに任せたい』と言っていただけたことが嬉しく、山口代表からの信頼を頂けたことはすごく嬉しかったです。

セミパーソナルジムの醍醐味はコミュニティを作っていくと言う所です。
セッションの質だけではなく、エンタメ要素を盛り込んだ、新業態として僕たちにしかできないサービスを作っていくところは、すごく面白くやりがいのあるポイントです。

立ちはだかったのは世界的混乱

営業開始は、コロナ第一波の時でした。
まさかの緊急事態宣言の時にオープンでしたので、近隣地域の方からはクレームやTwitterでの炎上などもあり、すごく大変なタイミングでした。
そんな中でも入会していただいたお客様から、『質の高い指導を提供してくれてありがとうございます』と言うお声をいただけたのはすごく嬉しかったですね。

そこからコロナの情勢も回復していき、現在のtraining BOXXのコミュニティーが形成されてきたかと思います。
ここまでの道のり、常に不安との戦いの毎日でしたが、
本当にここまで来れたのは、一緒に頑張る仲間やお客さまに助けられ、支えられてきたと言うところは大きく感謝しかありません。

question02

スタッフ教育において大事にしてる事はありますか?

多くの方から『アニキ』と慕われる由縁

そうですね、すごく当たり前の事かもしれないですが、”寄り添う”と言うのはすごく大事だと思ってます。
昔は『なんでできないの?』とか思うことはありました。
でも振り返ると、自分自身もできなかったし、『それでもいいんだよ』と言うようなスタンスでいることが大事だと思っています。
みんな違って、みんな正しいし、わからないことが恥ずかしいことじゃないんだよ。と言う寄り添い方を意識しています。
キャリアがあろうとなかろうと、年功序列に関係なく、ミスはしてもいいし、初歩的なことを聞いてきても全然いいんだよ!
と言う”ウェルカム”なスタンスでいたいと思ってます。
何か問題に直面した時には、『じゃあ一緒に考えていこうよ』といった感じで手を差し伸べられる人間でいたいですし、そういった子を育てていきたいです。

矢田さんの役割とは?

知識や技術は勉強会などもあり継続され積み上がっていくところですので会社の環境が整っています。
山口さんが一番最初の面接の時に初めましての僕に与えてくれた親身で親しみやすい人柄のような、マインドやサービス、相手を思う気持ちと言うところ、そういった人としての道徳的なところを後世に伝えていくのが僕の役目だと思っています。

question05

この会社は矢田さんにとってどんな場所ですか?

これまでになかった”サードプレイス”

どんな場所・・・そうですね・・・
(少し間をおいて)

捧げられる場所と言う感じですかね。(笑)
命はちょっとを捧げられないですけれども、自分の時間であったりとか、何かプラスで会社のためにやろうと思える場所だと思います。
昔の僕は職場で与えられた仕事以外は時間をさきたくないタイプの人間だったんです。
余計な仕事はしたくないというか、何か不満があれば、どうのこうのと愚痴文句ばかり言うような人間でした。
でも今は、その点が大きく変わりましたね。
本当にこの会社が好きですし、会社が描く未来に向かって熱い情熱を捧げたいというのが僕がこの会社に居る理由だと思います。
『どんな場所?』の回答の結論としては、『生活の一部で夢中になれる場所』と言う答えですかね。

question08

今後トレーナーを志す方にメッセージがあればお願いします。

可能性は”無限大”

本当に経験者、未経験者と言うのは関係ないんだと言うのは僕自身が体現しているので思っているところでして。
人それぞれ個性や特徴、強みは何かしらは絶対あるはずなので、それを輝かせられる場所は必ずあります。
それが咲くまではちょっと時間がかかったり、
いろんな大変なこととかもあるかと思いますが、
信じてやり抜く力が大事だと思います。

目の前にあることを『愚直に素直に誠実に』取り組んでいっていただけたら、
きっと明るい未来が待ってるんじゃないかなって僕は思います。

question05

今後の展望について教えてください。

training BOXXの輪を世界へ

ありがたいことに2店舗目を出すことができたこともあり、今後の店舗展開も見据えています。
新しい仲間も増えてきて、チームは賑やかになってきました。

Dr.トレーニング に負けない位の風土を作っていく必要があると思ってます。
新しい挑戦は難しいなと感じるところもありますが。
アグレッシブな仲間との挑戦はやりがいも大きいです。

これからの『training BOXX』は新しい文化を
メンバーみんなで作り上げていくところだと思うので、
僕1人の力じゃできないことだと感じていますし、
みんなの力を頼りながら日々助け合って頑張っていきたいと思います。

AFTER WORD あとがき

今回、矢田さんへの取材を通じて経験や能力に関係なく、当社で活躍するブランドパーソナリティーとしてのあり方を学ばせていただくことができました。これまでのキャリアの中で、様々な壁を乗り越えた経験からご自身の他の人にはない強みを見出し、キャリアを積み上げてきたストーリーをお伺いすることができました。応援される人はそれ以上に多くの方を応援している。当社のコアバリューを体現する代表例だと感じました。

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