2025.06.04
監修者: 代表取締役 山口 元紀
パーソナルジムで姿勢改善|姿勢を整えることで、慢性痛・呼吸・疲労感などにも変化が
目次
あなたが感じている肩こりや腰痛、慢性的な疲労感。その原因、実は“姿勢の乱れ”かもしれません。
現代人の多くが抱える「スマホ猫背」や、長時間の「デスクワーク姿勢」によって、骨格や筋肉のバランスが崩れ、さまざまな不調を引き起こしています。
悪い姿勢は見た目を老けさせるだけでなく、呼吸や内臓機能、自律神経の働きにまで悪影響を及ぼすことが分かっています。姿勢を改善することで、身体の不調が和らぎ、健康的で若々しい印象にもつながります。
しかし、姿勢のクセは日常に根づいており、自分だけで正すのはとても難しいのが現実です。
今回の記事ではその姿勢を改善するための方法や「姿勢についての考え方」についてお話しさせていただきます。
正しい姿勢とは?
まず、定義についてご説明いたします。
Q.2つの画像のどちらが正しい姿勢でしょうか?
①
②
A.どちらも正しい姿勢です。
①が正しい姿勢で、②は誤った姿勢と思った方も多いと思います。
ただ、どちらも”正しい”と私は考えます。
それは、
①は、立った状態での”正しい姿勢”
②は、デスクワーク中での”正しい姿勢”
だからです。
②について疑問がある方も多いと思うので、簡単に説明します。
デスクワーク中に活動しないといけない筋肉は「目の筋肉」や「手、腕の筋肉」です。
その筋肉が”頑張ってもらう”には他の筋肉や関節は”頑張ってはいけない”ため、胸を張って姿勢を起こすなどして、俗にいう”いい姿勢は行うべきでない”となります。
同じようなケースが「ダーツ」だと思います。
目で的を見て、指と腕を使って軽いダーツの矢を飛ばす
という動作です。
ダーツをする時に
「姿勢を気をつけよう」
「ストレートネックにならないようにしよう」
と考える方は限りなく少数かと思います。
つまり、そういうことです。
とはいえ、
8時間ずっと①や②の姿勢で居続けるとどうなるでしょうか?
おそらく「腰が張る」「肩が痛くなる」「疲れる」となると思います。
これは①でも②でも言えることです。
ですので、”正しい姿勢”というのは本当の意味ではないと考えております。
その時々に応じた相応しい姿勢はあるものの、その姿勢でずっと居続けるのにも疲労が溜まってしまいます。
そういった背景から今回の記事では”相応しい姿勢”という言葉でご説明させていただきます。
姿勢が悪い状態で居続けることで起こる身体への悪影響
正しい姿勢というのは、本当の意味ではないという話をしましたが、悪い姿勢というのは存在します。
悪い姿勢を続けていると、身体にはさまざまな悪影響が現れます。
代表的な姿勢の乱れとしては、「猫背」「反り腰」「巻き肩」などがあります。
猫背は背中が丸まり、首や肩が前に出てしまう状態で、肩こりや首の痛みの原因につながります。
反り腰は腰が反り、骨盤が前傾することで腰に負担がかかりやすく、腰痛を引き起こす原因となります。
巻き肩は肩が内側に巻き込まれている状態で、胸が縮こまり、見た目の印象も悪くなりがちです。
こうした姿勢の乱れは見た目だけでなく、健康にも深刻な影響を与えます。
📱 頭部:集中力低下・脳疲労(呼吸浅い)
💨 胸部:肺圧迫 → 呼吸が浅い → 自律神経の乱れ
💢 胃腸部:内臓圧迫 → 消化不良・代謝低下
⚖️ 骨盤:前傾・後傾 → 反り腰・猫背
🧍♂️ 全体像:姿勢が悪いと見た目が老ける・疲れやすくなる
まず、胸が圧迫されることで呼吸が浅くなり、自律神経の乱れや集中力の低下を引き起こします。さらに、内臓が圧迫されることで消化機能が落ち、代謝も低下しやすくなります。
また、姿勢の歪みにより筋肉の使い方に偏りが生まれると、トレーニングの効果も出づらくなり、ダイエットの効率まで落ちてしまうこともあります。
美しく健康な身体をつくるうえで、「相応しい姿勢」は土台とも言える重要な要素です。
姿勢を整えるにはなぜパーソナルジムが効果的なのか
姿勢改善のために整体やストレッチを受けたことがある方も多いのではないでしょうか。
確かに、一時的に体が軽くなったり、背筋が伸びたように感じたりすることはあります。しかし、これらの施術だけでは「根本的な姿勢改善」にはつながりにくいのが現実です。
姿勢が崩れる原因は、単なる骨格の歪みではなく「筋力の不足」や「柔軟性のアンバランス」によるものが大半です。
たとえば、体幹や背筋、股関節まわりの筋肉が弱っていると、正しい姿勢を維持するための支えが効かなくなり、徐々に猫背や反り腰、巻き肩といった姿勢のクセが定着してしまいます。これらは抗重力筋と呼ばれ、地球(重力がある)で生きる上では大切な筋肉です。
そのため、姿勢を根本から改善するには「正しい筋トレ」と「動作の再教育」が必要不可欠です。ここで効果を発揮するのが、パーソナルジムでのトレーニングです。
パーソナルジムでは、専門知識をもったトレーナーが、あなたの姿勢や動作のクセを細かく分析し、必要な筋肉を効果的に鍛えるメニューを提供してくれます。また、正しいフォームでトレーニングを行わなければ、姿勢改善の効果は半減しますが、パーソナルトレーナーがリアルタイムで修正・指導してくれるため、安全かつ効率的に姿勢を整えていくことができます。
さらに、一人では継続が難しいトレーニングも、トレーナーのサポートがあることでモチベーションを保ちやすく、姿勢改善を習慣化しやすくなるのも大きなメリットです。
パーソナルジムで行う姿勢改善メニューとは?
パーソナルジムでの姿勢改善は、ただ筋トレを行うだけではありません。一人ひとりの身体の特徴や歪みに合わせた“オーダーメイド”のアプローチができるのが最大の特徴です。
まず初回には、姿勢チェックを行うパーソナルジムが多いです。
全身写真の撮影や鏡を使ったチェックに加えて、最近ではAIを活用した姿勢分析ツールを導入しているジムもあります。これにより、骨盤の傾きや肩の左右差、頭部の前傾などを数値や可視化されたデータとして把握でき、より正確な改善プランが立てられます。
そのうえで、具体的なトレーニングに移ります。
たとえば多くの人に見られる骨盤の位置の悪さに対しては、体幹+下半身の筋トレや骨盤周辺のストレッチで、骨盤を正しい位置に戻しやすくするエクササイズを取り入れます。
また、姿勢を維持するためには、姿勢を維持する筋肉の強化も欠かせません。
体幹の深層筋である腹横筋や多裂筋といった筋肉をターゲットにしたトレーニングは、姿勢の安定感を高め、無意識のうちに美しい姿勢をキープできるようにつながります。
このように、パーソナルジムでは筋トレとストレッチなどを組み合わせて多角的にアプローチし、根本から姿勢を改善していきます。自己流では得られない、確かな成果が期待できるのです。
姿勢改善におすすめのパーソナルジムの選び方
姿勢改善を目的にパーソナルジムを選ぶ際は、いくつかのポイントを意識することが大切です。まず注目したいのが「姿勢改善に特化しているかどうか」。トレーナーが姿勢に関する専門知識を持っていたり、豊富な実績があるジムは信頼性が高いと言えるでしょう。
また、姿勢の状態を数値化できる分析ツールや、写真・動画を使った可視化チェックが導入されているジムであれば、自分の変化を確認しながら継続しやすくなります。
さらに、通いやすさも重要です。職場や自宅からアクセスしやすく、ライフスタイルに合った営業時間であれば、無理なく通い続けられます。
最後に、継続しやすい価格帯であるかもチェックポイントです。姿勢改善は継続がカギとなるため、無理のない予算で通えるジムを選ぶことが、成功への第一歩です。
パーソナルジムで“一生モノの姿勢”を手に入れよう
これまで自己流で姿勢を直そうとしても、うまくいかなかったという方は多いはずです。クセづいた姿勢は、自分では気づきにくく、正しく修正するのは難しいもの。
だからこそ、姿勢改善のプロに任せることが、一番の近道です。
パーソナルジムであれば、正しい知識と専門的な指導によって、早く・効果的に姿勢を整えることができます。さらに、姿勢が整えば見た目の印象が変わるだけでなく、肩こりや腰痛の軽減、呼吸の改善など、日常生活の質そのものが大きく向上します。「美しい姿勢」は、一生モノの健康と自信を手に入れる投資なのです。
Dr.トレーニングでは、トレーニングやストレッチ、手技、ピラティスなどからお客様に合うアプローチを”カスタムメイド”で提供しており、姿勢改善で悩むお客様もたくさんご来店いただいております。
この記事を読んでパーソナルトレーニングに興味をもった方はぜひ体験パーソナルトレーニングを受けてみてください。
資格
・NSCA-CPT (NSCA認定パーソナルトレーナー)
・JATI-ATI (JATI認定トレーニング指導者)
・NASM-PES (全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス向上スペシャリスト)
・NASM-GFS (全米スポーツ医学アカデミー認定ゴルフフィットネススペシャリスト)
・IASTM SMART TOOLs