2019.11.25
股関節解剖パート2
目次
皆さま
こんにちは。
Dr.トレーニング恵比寿店の島田です。
気温もだいぶ下がりトレーニングやランニングも気持ちが良い季節になりました!
今回も
・将来、トレーナーとして活躍したい。
・トレーナとして活躍していて自分の知識をアップデートしていきたい
少しでもトレーニング、スポーツ業界に貢献出来るような記事を書いていきたいと思います。
今回の内容は股関節の機能解剖学パート2をお話しいたします。
前回のパート1でもお話しした股関節の捻じれを確認するテストのお話しをしたいと思います。
前回の記事も是非ともご覧ください。
前回の記事でもお話ししたように自分たち人間の股関節は少し前側に捻じれています。
大腿骨のねじれ
大腿骨のねじれとは,大腿骨体と骨頚のあいだに存在する相対的な回転(ねじれ)である
正常では,上方からみると大腿骨頚は大腿骨内外側頼を通る内外軸に対して約 15度前方に位置する。
筋骨格系のキネシオロジー
●骨盤に対して大腿骨が内側にねじれている事を過度の前捻(15度以上)
●ねじれが少ないことを後捻と言います(10度以下)
前捻が大きくなってしまうと股関節のポジションを整えるために自然と大腿骨頭が内旋のポシジョンを整えるために膝が内側に入るケースが多いです。
そうなってしまうとより
中殿筋や外旋六筋などの弱下が出てしまい膝への負担も上がってしまいます。
例えば
スクワットで膝が内側に入ってしまう人などは股関節のポジションが過度に前捻してしまっている人も多いです。
その時に大事なのが股関節のセントレーションといって骨盤のソケットに対して大腿骨のポジションを上手く適合させることが大事になってきます。
そしてそもそもスクワットをした際に大腿骨がそもそも過度の前捻をしているかを判別するテストを今回はご紹介します。
クレイグテスト
1,うつ伏せで股関節内外転中間位のポシションを取ります。
2,膝関節を90°屈曲した状態で大転子に触れて他動的に股関節の内外旋を行います。
3,大転子が最も隆起する角度を評価します。
🔴正常:内旋10°~15°で最も隆起
🔴後捻:内旋10°以下で最も隆起
🔴過度前捻:内旋15°以上で最も隆起
このクレイグテストをもとに元々股関節の過度の前捻が多いと骨性の衝突が起きやすくなり股関節の痛みに繋がったりします。
そのお客様や選手の股関節の可動域が分かるとスクワット1つでも何が原因でその動作が行えないのかを鑑別することが出来ます!
トレーナーとして大事なことは選手やお客様の状態を把握することです。
その方の股関節が内側に向きすぎているのか外側に向きすぎているのか。
身体をトレーナーが評価することはとても大切な知識や技術です。
いかがでしたでしょうか。
次回は股関節をより適合させるためのアプローチをご紹介します。
今回のクレイグテストは是非とも実施してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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